【業界比較】なぜ美容師からITエンジニアなのか
こんにちは美容師でエンジニアのyutoです
美容師から異業種への転職をお考えの方も多いのではないでしょうか。
数ある職業の中でも近年のITエンジニアの需要は高く、テレワーク対応の企業が増えている背景もあり、人気の転職先業界になっています。
求人も豊富に出ているのに加え、未経験からでも転職しやすいのも魅力的です。
筆者は30歳になる年に美容師からエンジニアに転職しました。
ITエンジニアを選んだ理由やキャリアプラン、美容師とのギャップや生かせる強みなど
美容師目線でお伝えできればいいなと思います。
是非ご参考ください。
美容師の転職理由

美容師の転職理由は、様々です。
職業的なことでは、手荒れやアシスタント期間の大変さであったり、人間関係であることも。
しかし多くの理由は「給与」「労働時間」「年間休日数」ではないでしょうか。
低賃金、長時間労働、少ない休日というのは
どんなにその職業が好きだったとしても、モチベーションを保つのが難しいものです。
他の職業とも比較しやすい項目だと思いますので、ぜひ参考ください。
美容師の平均年収

美容師を辞めたい大きな理由に年収が挙げられます。
アシスタントのうちは、手取りが15万前後のことも多く、上京して一人暮らしをするのは、かなり大変です。
スタイリストの平均年収も300万前後と言われており、一般的な会社員の平均年収436万と比べても決して高くはありません。
特に男性美容師は将来のことを考えると、もう少し稼ぎたいと悩むことも。
コロナ禍においての業務委託美容師は集客がかからず、給与保証がないことに不安を感じた方もたくさんいるのではないでしょうか。
もちろん、高い年収を稼ぎ出す美容師もたくさんいます。
すでに顧客が多い美容師や、SNSでの集客に成功している美容師などは高収入でしょう。
オンラインサロンなどを運営する美容師も増加し、サロンワークでない収入源の確保など
稼げる幅や方法が多様化してきたことで、稼げる美容師とそうでない美容師の差があることも事実です。
美容師の労働時間と年間休日

他業界と比べても労働時間は長く、年間休日も少ない傾向です。
アシスタントの時には営業時間に加えて、自主練習時間があり、それは労働扱いにはなりません。
早朝、深夜の練習をすれば、始発から終電なんてことも珍しくないでしょう。
レギュラーサロンであればスタイリストになった後も同じ時間に指導係としてサロンに行く必要があります。
幹部になれば、お客様が多いのに加えて、店舗管理などもしなくてはなりませんので、キャリアに関わらず労働時間は長くなる傾向にあります。
一日8時間というわけにはいかないのが現実です。
また休日数も多くはありません。
一般的な連休等は美容師にとっては働きどきになりますし、年間で最も忙しくなる12月においては、1日も休まず頑張ろうというような文化がまだまだあるように思います。
(私もしておりましたが、休みがないというよりはお祭りのような気持ちで望んでおりました)
近年では週休二日制を取り入れている企業も増えたように思いますが、祝日がある一般社員に比べると、まだまだ年間休日数は多くはありません。
また業務委託では労働時間や休日を自身で設定できることから、一般社員と同等の働き方も可能になりました。
土日に休むことも、1日8時間労働をにすることもできます。
多くのサロンはスタイリストのみであることから、自身の入客する時間のみが労働時間になることも魅力の一つです。(アシスタント指導やミーティングなどがない)
その反面リスクも伴います。
売上 = 給与ですので、休めば給与は0です。
そのため、実際のところはまだまだ長時間労働や休日数が増えていない印象です。
ITエンジニアを薦める理由

まずは何より深刻な人材不足と言われ、需要が高いことです。
2030年には80万人ほどのエンジニアが不足すると言われております。
IT業界の成長率は言わずもがなですが、エンジニアの高齢化が進んでいる背景も挙げられます。
ビジネスの最先端であることに加え、コロナ禍においてもテレワークの普及が進んでおり
現在の生活様式に非常にマッチしています。
またキャリアアップがしやすいことも大きな理由です。
スキルや知識が評価に直結しますので、自分次第で飛躍的なキャリアを築くことも可能です。
実務経験に勝るものはありませんが、資格を所持していれば一定の評価になります。
多くのエンジニアが転職によって、キャリアや年収を上げていきます。
実力主義というのが、中途からでもエンジニアを薦める理由です。
ITエンジニアの年収
エンジニアの平均年収は542万円です。
エンジニアはスキルや何を専門にするかで、年収にかなり開きが生じます。
200万円くらいのエンジニアもいれば、1000万円を超えるエンジニアも珍しくありません。
スキルアップはもちろん、先端技術の習得などは大きく年収を上げることに繋がります。
専門職であり需要があることで、平均年収も高くなっています。
また、副業や起業のハードルが低く、フリーランスなどになりやすいことも年収の高さに繋がっているでしょう。
ITエンジニアの労働時間と年間休日
企業によるのは大前提ではありますが、以前のエンジニアはブラックとされていたのが、近年では規定などが整備され、残業なども厳しく監視されるようになりました。
テレワークの普及により、遅くまで業務できてしまうといった課題もありますが、労働環境は改善されているように思います。
エンジニアに限らずですが、テレワークによって通勤時間等が無くなったことから、実質の労働時間は短くなったように感じると思います。
年間休日は一般企業と同じく土日祝日であることが多いです。
休日数が爆発的に多いわけではありませんが、「人気ゲームの発売日は休み」や「推しロス休暇」など
ユニークな休日を設ける企業も増えていますので、調べてみると楽しいかもしれません。
美容師から転職するメリット

年収は上がり、労働時間は短く、年間休日は増えると言えます。
手荒れや腰痛を抱える人には肉体労働ではなくなることも、メリットの一つです。
(デスクワークも腰痛等はありますが。。)
そして何よりも、美容師の強みであるコミュニケーションの部分がエンジニアに強く活かせることです。
エンジニアはパソコンをカタカタしているイメージが強いと思いますが、多くの時間をどう作成すればよいのか、どうしたらより良くなるのか試行錯誤することに時間を費やします。
お客様(クライアント)の要望を汲み取る能力も非常に重要です。
特にテレワークにおいては非対面での言葉のやり取りやチャットでのやり取りがメインになりますので
その状況でもしっかりとコミュニケーションが取れることが求められます。
サロンから一歩外へ出てみると、美容師のコミュニケーション能力の高さを感じられるでしょう。
やるべきこと

最優先事項は即行動することです。
美容師からエンジニアに限らず、年齢は少しでも若い方が転職の窓口は広いです。
筆者が転職したのは29歳で、30歳になる年のことでしたが、面接等でお会いした企業の中には
「30歳が一つの採用のライン」と話す方も多くいました。
またプログラミング学習も必須です。
私自身も書籍を数冊購入しましたが、YouTubeやUdemyなどの動画コンテンツ、またProgateなどの学習サービスで学ぶのは非常におすすめです。
プログラミングを学ぶにあたり、自己PCにアプリケーションのインストールや、環境設定などが必要になりますが、これが意外と大変で最初の挫折ポイントだったりします。。
そんな部分を丁寧に解説してくれていますので、スムーズに学習を始めることができます。
新たな情報もすごいスピードでアップデートされていきますので、最新のものに触れられるのも大きなアドバンテージです。
またエンジニアスクールを利用するのも一つの手です。
全てに共通することですが、0 → 1のステップの負荷が一番大きいです。
そこをスムーズに始められますし、実際に何か作ってみることが自信や楽しみになります。
無料でカウンセリングも受けられますので、気軽にみてみるのもありです!
その後の自走力も大きく変わりますので、ぜひ自分に合った学習方法を見つけてください。
まとめ
いかがだったでしょうか。
私自身も様々な理由からエンジニアに転職しましたが、やはり楽しいのは副業でやっている美容師の方だったりします。
もちろんエンジニアも楽しいですが、美容師には敵いません。
しかし、将来どうなっていたいのかで選択しました。
この記事ではエンジニアを推しましたが、あなたが人生をどう生きたいかに大きく関わるのが「仕事」です。
皆様の人生がより良くなることを願っております。
お読みいただきまして、ありがとうございました!
ciao!